関東大和会総会・懇親会

会員らに感謝の気持ちを披露する、関東大和会・里原廣光会長

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「ハブ横断中」のプラカードをもって剥製の大きなハブ登場

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各校区対抗余興合戦では里原会長(右端)も踊る

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島唄を披露した池田麗奈さん

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大和なでしこの踊りには会員の笑顔が広がった

同級生という副村長たち3人組も美声を披露

各校区の余興合戦も
役員改選、里原会長は留任

 【東京】関東大和会第92回総会・懇親会は20日、大井町きゅりあんで開かれ、奄美から泉有智大和村副村長が、参加、森眞一東京奄美会会長ら来賓のほか、約100人が参加した。今回は役員改選が行われたが、里原廣光会長、川畑悦郎幹事長は留任。

 里原会長は「台風5号により避難した方々がいましたが、幸い人的被害がなく安心した。ニュースを聞くにつけ、島は遠いなと思ったり、島を離れて改めて島の良さがわかった。この会が順調に運営されることは、皆さんの協力があってこそ。本当に感謝しています」と会員に謝辞を述べた。

 また泉副村長は「奄美は国内外から注目を浴びており、大和村はサンセットロードなど79号線の海に沈む夕陽を見学に来て欲しい。ドライブパークとして嶺山公園など見晴らしの良い公園の整備が進んでいる」と大和村をPR。この日は自身の誕生日も祝ってもらっていると話した森奄美会会長は「いろんな行事の中で、5月のおはら祭で奄美会女性部がグランプリを取ったことは、田川ホズエ女性部会長の強力なリーダーシップのおかげ。奄美会も会員が一致団結して協力している。感謝したい」と語った。

 さらに来賓として訪れたエア奄美㈱代表取締役会長の井藤守仁氏は「再来年、神戸と各島々を結ぶ路線開設予定で、鹿児島・名瀬、徳之島に事務所を置き、島興しの一つとして新規事業による発信をしていきたい」と抱負を語った。

 二部では「野生生物の持続的利用と奄美」と題して同会顧問でジャーナリストの梅崎義人氏が講演を行い、アフリカゾウ、アザラシ、オットセイ、タイマイなどイヌイットやアリュート人など狩猟中止や資源減少の状況を説明。漁業など奄美は底引き網漁はしておらず、一本釣りと追いこみ漁のみ。とりすぎることがなく、イノシシやヤギも間引きしていることを紹介。1992年に国直で生のヤギ肉を塩だけかけて食したC・W・ニコル氏は「ヤギなどを食すことができる幸せは奄美だけ。誇りに思いなさい」と話したことも併せて紹介した。「持続、利用されている奄美の島々の生物のことを発信しよう」と締めくくった。

 この後、三部の懇親会では元善二副会長と永井枝子幹事が司会を務め、池田麗奈さんと小幡美紀さんが島唄を披露、久永さとみさんんも新民謡を披露した。

 各校区の余興合戦や三村会女性部の踊りなども華やかに、そしておどけたりと楽しいひと時が続き、夕方に六調でお開きとなった。