「敬老の日」祝賀会

高齢者を招待し多彩な余興を披露した「敬老の日祝賀会」

長寿と健康を願う 多彩な余興披露
奄美市

奄美市と同市社会福祉協議会(小倉政浩会長)は「敬老の日」の19日、同市名瀬長浜町の奄美文化センターで2016年度「敬老の日祝賀会」を開いた。和やかな雰囲気のなか、祝唄や祝舞、保育園児のステージなどで招待したお年寄りを楽しませ、これからの長寿と健康を願った。

同社協によると、市内75歳以上のお年寄りに案内状を配布。この日は、付き添いを含め約500人が出席した。主催者代表で朝山毅市長(代読)は奄美の発展に尽くした先達の功績をたたえ、「寄り添い助け合う結いの心を育み、子どもからお年寄りまで安心して暮らせる地域づくりに努めたい」とあいさつ。来賓祝辞では、金子万寿夫衆院議員(代読)、竹山耕平市議会議長が長寿を祝った。

同市少年少女合唱団がオープニングを務め、余興では前山真吾さんによる祝唄「朝顔花」や平田保育園児による「もちもれ」踊りを披露。また「いきいき体操」では花紙を配り、全員で音楽に合わせた手踊りなども。

そのほか、舞台ショーや手品、寸劇など多彩な9演目に場内は沸き、最後は全員で六調を踊って幕を閉じた。

同市に住む75歳以上の長寿者は、9月6日現在、6802人(名瀬5172人、住用332人、笠利1298人)。なお65歳以上の高齢者は1万2729人で同市人口比率28・73%を占める。これは全国平均27・3%を超えており、年々高齢化は進んでいる。