日本一の鹿児島 黒牛知ってね

荒天にも笑顔で集まった有志の人たちは、着ぐるみの「牛君」と一緒に西郷隆盛銅像前からスタート


公園内の美術館に行列を作る人たちに鹿児島黒牛をアピールする一行

都内でPRウォーク

県東京事務所・職員有志

【東京】「おいしい鹿児島黒牛を知ってね!」。鹿児島県東京事務所の職員と家族らが22日に、東京都内で「祝鹿児島黒牛PRウォーク」を行い、道行く人たちに黒牛をアピールしていた。

この活動は9月に仙台市で開催された全国の和牛王座を決定する「第11回全国和牛能力共進会」で、「鹿児島黒牛」が悲願の「総合優勝」の栄冠に輝いたことに合わせ、さらに多の人たちに「鹿児島黒牛」を知ってもらおうと行われたもの。折からの台風の影響であいにくの天候となったが、企画した県東京事務所企業誘致課の職員有志、家族(うち子ども4人)合わせて31人が参加した。

一行は上野公園の西郷隆盛公銅像前をスタートし、同公園内を歩いた後、新橋駅へ移動、その後、銀座四丁目交差点、数寄屋橋交差点などを、のぼりを先頭に、鹿児島黒牛が買える場所、食べられる場所を記したチラシを配布したりしながら練り歩いた。荒天に人は少なかったが、上野公園では美術館に列を作る人たちの目を引き、銀座四丁目交差点付近でも「何のお祭り?」と関心を集めることができた。

県東京事務所の若元淳一朗次長は「荒天にもよく集まってくれました。これを機に多くの人に鹿児島黒牛の存在を知ってもらえればうれしいですね」と語った。また、本庁農政課の濱田幸一郎さんは「種牛から肉牛まで総合的に評価された黒牛は、さしもきめ細やかでとてもおいしいですよ」と話した。

日本一の快挙は、生産者にも勇気を与えているという。参加者たちは、その後、この日のゴール、かごしま遊楽館に到着。満足そうに互いの笑顔を交わしていた。