九州選抜書道展で高評価

書道展会場に展示される大司さんの作品=右=と桶田さんの作品
大島高校書道部の大司さん、桶田さん、池田顧問(左から)

大島高校書道部から2人出品

 九州選抜高校書道展がこのほど、福岡県の県立美術館で開かれ、大島高校(奄美市名瀬)書道部の桶田麻帆さん(2年)と大司さくらさん(同)の作品が展示された。8校が作品を出品した書道展。2人の作品は関係者から高く評価された。

 大司さんは、趙之謙=ちょうしけん=(中国・清時代の文人)の隷書を、桶田さんは何紹基=かしょうき=(同)の行草書をそれぞれ臨書した。作品は両方とも240㌢×60㌢。2人の作品は、関係者から「高校生のレベルをはるかに超えている」と高評価を受けた。

 書道展に出品したことで、大司さんは「ほかの大会でも頑張ろうという気になった。もっと練習してお手本通りに書けるようになりたいし、自分らしい字が書けるようになりたい」。桶田さんは「大きな大会に参加したのは初めてだった。部の先生に認められたのがうれしかった。次の大会で大きな賞がとれるよう頑張りたい」と話していた。

 同部の池田光麿顧問は2人について、「技術的にも伸びてほしいし、練習で身に着けた集中力を普段の学習に生かしてほしい。大会に参加したことを自信にしてくれたら」と話し、「離島のハンディは頑張ればなんとかなる。部の生徒の活躍を小中学生に知ってもらうことで大島地区で書道が盛んになってくれたら」と語った。