大瀬さん(大高卒)グランプリ

「OASIS Campus Collection 2017」でグランプリを受賞した大瀬理子さん=提供写真=

関東圏大学1年限定ミスコン
「奄美のこと知ってもらいたい」

 関東圏の大学1年生限定のミスコンテスト「OASIS Campus Collection 2017」(㈱KIRINZ・学生団体OASIS) の本選が13日、東京銀座であり、この春、奄美市名瀬の県立大島高校を卒業した大瀬理子さん(18)がグランプリに輝いた。大瀬さんは受賞を「奄美の人たちをはじめとした多くの方の応援のおかげ」とし、「大好きな奄美のことを少しでも多くの人に知ってもらえてとてもうれしい」と喜んだ。

 同大会には関東圏の女子大学生約300人がエントリー。6月1日から予選が始まり、約1カ月間のWeb投票の得票数を競った。大瀬さんは上位30人のファイナリストに選ばれ、会場投票とWeb投票の得票数を競う本選で、グランプリを受賞。そのほかスポンサー賞を6部門受賞した。

 大瀬さんは鹿児島県本土に生まれ、2歳からは奄美大島で育った。小学生時代からダンスを学び、同高進学後は長期休暇に東京でレッスンを受ける日々を送った。「東京は可能性が広がりやすく、色々な世界を見ることができる」と考え、同校卒業後に上京。現在は白百合女子大学に通う。

 東京で新たに何かを始めたいという思いのほかに大瀬さんの大会出場を後押ししたのが「奄美のことを多くの人に知ってもらいたい」という強い気持ちだ。Web投票期間中も、奄美の風景をブログやSNSに掲載。自身のこととともに故郷のことをPRし続けた。

 今では自身のあだ名が「あまみ」になっているという大瀬さん。「大会を通してSNSで応援してくれた人が『奄美に行ってみたい』と興味を持ってくれてうれしい」と話した。