三浦大知さん(沖永良部2世)「紅白出場おめでとう」

三浦大知さんを応援するために集まった祖父母らと看板=知名町知名字=

両親の故郷、沖永良部島からエール

 

知名町住民「応援看板設置」

 

 【沖永良部】「紅白歌合戦出場おめでとう」――。沖永良部2世の三浦大知さん(30)が、大みそかに放送の第68回NHK紅白歌合戦に初出場するのを記念して知名町の住民が24日、同町知名字のハミヤマ神社前に応援看板を設置した。知名字の吉田末次区長(67)は「島全体が盛り上がっている。三浦さんのおかげで沖永良部を全国にPRできる」と喜んだ。

 三浦さんは沖縄県生まれで、両親が沖永良部島出身。1997年にダンスアイドルグループ「Folder」のメインボーカルとして歌手デビュー。2005年にソロデビューを果たし「和製マイケル・ジャクソン」とも呼ばれている。

 この日は、三浦さんの父方の祖母にあたる同町知名字在住の三浦アキさん(84)と叔母の三浦洋子さん(64)、同町正名字在住で母方の祖父母の西直實さん(75)とヨネさん(78)のほか、応援に駆け付けた地元住民の前で看板が披露された。

 三浦さんが出演したライブの新聞記事をカードケースに入れ、大事に持ち歩いているというヨネさんは「子どもの頃から優しくて『困ったことがあったら相談に乗るからね』といつも言ってくれる」と笑顔で話し、直實さんは「皆さんの支えがあったおかげでここまで来ることができた。とにかく頑張ってほしい」と激励した。

 アキさんは「体が一番大事。そして、実った稲穂が垂れるように謙虚な人になってもらいたい」と話した。

 看板は、縦1㍍、横4㍍ほど。知名字で制作。県道バイパス道路のハミヤマ神社前に設置されている。