りゅうがく館落成式

オープニングセレモニーのテープカット、くす玉開き

20170430(りゅうがく館落成式)②
弓削さんと中山さんに感謝状を贈呈

弓削さん中山さんに感謝状も
観光情報発信の場に
龍郷町

 龍郷町生涯学習センター「りゅうがく館」は30日、落成式典と祝賀会を行った。式典には徳田康光町長、町議、来賓、関係者など約200人が参加して、新たな生涯学習センターの完成を祝した。

 式典の前にオープニングセレモニーとして、りゅうがく館の正面玄関前でテープカットとくす玉開きを実施。テープカットに、永井章義県議、県大島支庁長(代理)、徳田町長らが参加、くす玉開きに同町の児童代表、生徒代表らが参加した。

 落成式典で徳田町長は、りゅうがく館を公民館、図書館、郷土資料館と防災機能を兼ねた充実した複合施設と説明。りゅうがく館が「本町の観光情報発信の場になれば」と述べた。

 祝辞・工事経過報告が行われ、「りゅうがく館」の収蔵資料の資料収集などに協力し昨年死去した、郷土史家の弓削政己さんと考古学者の中山清美さんに対して感謝状を贈呈。弓削さんと中山さんの夫人が舞台上で、それぞれ徳田町長から感謝状を受け取った。

 式典後半には記念講演として、県立奄美図書館の石塚一哉館長の「学び続けるために」が行われた。石塚館長は参加者に、子どもが学ぶことに対して、いかに親が大切なのかを事例で解説。また自分で考えて行動する「自己指導能力を身に付けると、いじめなどの問題は起きない」とした。式典の後は、祝賀会が実施され公民館講座発表などが行われた。