さよなら2017

変わりつつある名瀬港本港地区と名瀬市街地の様子(おがみ山から西康範さん撮影)

「ワンダフルな年」願い

 

 2017年が過ぎ去ろうとしている。3月に国内34番目の国立公園が誕生し、10月にはIUCNの現地調査があり世界自然遺産登録に向けて来年は、いよいよ正念場を迎える。

 郡都奄美市も様相を変えつつある。15年から開始の名瀬港本港地区整備事業も、今年11月末には本港中央ふ頭から新港までの旧商港域の約6・1㌶の海面がほぼ埋め立てられ、18年からは上下水道やガス管などが整備され都市機能の充実化が進められる。

 今年は、奄美に大きなフォローが続いた年と言えるだろう。成田線に続き関西空港からのLCC就航や、大河ドラマの舞台となることなどで、たくさんの人が奄美を訪れて観光地は活況を呈した。追い風を受けて、飛躍する機会が巡って来ている。

 こうした観光面の好調さを、他の分野にも波及させて一過性に終わらせないことが大事だろう。振り返ってみて奄美にとって18年は、大きなターニングポイントだったと言えるような年にしたい。

 18年の干支は、戌=いぬ=年だ。来年が明るい話題が多く、「ワンダフルな年」であることを願う。