「トライアスロン徳之島」

号砲とともに一斉にスタートを切る選手たち

648人の鉄人躍動
奄美勢、岸田(奄美市)の8位最高

 【徳之島】第29回「トライアスロンIN徳之島」(同実行委員会主催)が26日、島内を1周するコース97㌔(スイム2㌔、バイク75㌔、ラン20㌔)で開かれた。リレー82組を含む・648人が出場。総合は篠崎友(32)=神奈川県=、女子は田中敬子(31)=沖縄県=が優勝。奄美勢では岸田賢吾(36)=奄美市=が全体の8位に入る健闘をみせた。

 スタート会場となる天城町ヨナマビーチのスタート前(午前7時)の気温は26・3度で、湿度は89・6%、水温27・5度。風は南南西3・9㍍で、波は1㍍と穏やか。同8時に485人の鉄人達が一斉に海原へ飛び出した。

 続くバイクは島内をほぼ1周する75㌔、最後のランは今大会から1㌔短縮され、天城町総合運動公園陸上競技場を発着点とする20㌔に挑戦した。当日は雨が降ったりやんだりのコンディション。同8時の号砲から時おり晴れ間がのぞく時間もあったものの、発着点となる同町の最高気温は28・2度で、11日ぶりに30度を下回り、選手たちにとっては競技しやすい天候となった。

 沿道には約3500人のボランティアがエイドステーションなどに立ち、大会運営をサポート。あいにくの雨模様だったが、海岸周辺の各集落を巡るコース沿いには、住民がチヂンなどをたたきながら声援を送る姿がみられ、鉄人達の背中を押した。また大会の様子は、動画配信サイト「ユーストリーム」でも生中継された。