観光スポットで初日

奄美市笠利町の土盛海岸から見た、2016年の初日(1日午前7時半ごろ、西康範さん撮影)

薄雲越しに朱色
笠利町土盛海岸

2016年元旦、奄美群島の各地で初日が眺められた。奄美市笠利町の土盛海岸では薄雲越しに朱色の顔をのぞかせ、新年の幕開けを告げた。

初日の出の予測時間は、名瀬で午前7時14分(国立天文台調べ)。奄美大島では、初日を見ようと、同町のあやまる岬観光公園や用安海岸に早朝から家族連れなどでにぎわった。

当日は水平線上に帯状の雲があり日の出の瞬間は確認できなかったが、予測時間に近づくにつれ東の空が赤く染まりだし、雲間から来光が差すと集まった市民から歓声があがった。その後太陽の姿が現れると、写真撮影や手を合わせる様子も見られた。 

名瀬測候所や気象庁などによると、奄美地方は大晦日夕方から元旦にかけて高気圧に覆われ、各地で概ね晴れ間が広がった。