「リアル宝探し」1446人参加

ほーらしゃ券10万円分やゲーム機など豪華賞品が当たった市制10周年記念イベントの参加者ら

奄美市、豪華賞品を贈呈
3地区の魅力再認識

 奄美市市制施行10周年記念として、昨年11月から開催されていた「リアル宝探し・奄美のハチャメチャ大冒険」の賞品贈呈式が30日、同市役所であった。イベントには1446人が参加。謎解きと冒険を楽しみながら、笠利・名瀬・住用の市内3地区を周遊し、それぞれの地区の特徴的な魅力を再認識した。

 リアル宝探しは宝の地図の謎を解き、奄美市内5カ所に隠されたケンムンボールを見つけ、そこに記された手がかりから最後の宝である「幻の黒ン豆」を見つけ出すという市民参加型のイベント。全ての謎を解いた人の中から抽選で豪華賞品が贈られる企画。発見報告者1446人のうち市内は1243人(名瀬1073人、笠利136人、住用34人)、市外は203人(郡内132人、郡外71人)だった。

 贈呈式ではA賞の「ほーらしゃ券」10万円分(1割プレミアム付で11万円相当)が3人、B賞としてニンテンドーのゲーム機が4人に当たり、朝山毅市長からそれぞれ直接、手渡された。

 当たったゲーム機(WiiU)をうれしそうに抱えていた住用小5年の市田蓮愛=れあ=さんは「暗号を解くのは難しかったが、(市内の)いろんな景色が見られてとても楽しかった」と笑顔で話した。

 同市によると、参加者からは「これまで奄美に住んでいながら初めて訪れる場所に行けて良かった」「家族で出かける機会になり奄美の魅力を一緒に満喫できた」など意見(アンケート)が寄せられたという。賞品総額は100万円で特産品詰め合わせなど他賞は直接、当選者へ発送される。

 賞品当選者は決まったが、イベントは好評だったことを受け、同時開催の〝番外編〟と同様、3月21日まで期間を延長して行われているという。