1・2年生に向けて行われた「合格体験を語る会」
奄美市名瀬の大島高校(池田浩一校長)は23日、卒業生による「合格体験を語る会」を開いた。1・2年生527人が対象で、それぞれの受験勉強や入試の方法など、3年間の高校生活を振り返りながら紹介。これから本格的な受験シーズンを迎える2年生らに対し、先輩としてアドバイスした。
同校では毎年、1・2年生の進路意識啓発を目的に、卒業生による合格体験を語る会を実施している。今年は榮菜愛美さん(埼玉大学)、瀬戸口礼果さん(長崎大学)、白井翔吾さん(熊本大学)、新納みなみさん(茨城大学)、長井志保さん(名桜大学)、豊田剛志さん(徳島大学)、吉松胡美さん(鹿児島大学)、井原朋子さん(横浜市立大学)、屋優美さん(埼玉大学)、松浦一彰さん(東京大学)の10人の卒業生が参加した。
語る会はシンポジウム形式で行われ、▽受験で大変だったこと▽推薦入試、AO入試、センター試験など試験方法について▽1・2年生の時にやっておけばよかったと思ったこと―などをテーマに、卒業生らがそれぞれ意見を発表。「受験生は全国にいる。SNSなどを通じて全国で戦う受験生たちの様子を見ながら、自分のモチベーションを高めてきた」「日々の授業の復習は大事。推薦を受けるのなら、ニュースや新聞などで社会の動きも知っておいたほうがいい」などとアドバイスした。
また、部活と勉強の両立については「部活の時はしっかり部活に、勉強のときは勉強に力を尽くすということが、部活との両立になると思う」という声も。忙しい中で、どのように勉強時間を見つけてきたのかなど、それぞれの勉強時間に関する話題もあった。
安田琴乃さん(2年)は「来年のために、とても参考になった。時間を設定して勉強したり、隙間時間を使った暗記勉強など、時間の使い方などは実践したい」と話した。