島の歴史と文化触れる

暗川で水汲みを体験する児童たち=知名町=

知名町住吉小 地元の史跡めぐり

 【沖永良部】知名町立住吉小学校(脇田幸治校長)で11日、土曜授業を活用して校区内の史跡巡りが行われた。全校児童39人が参加し、住吉の暗川(クラゴー)や高倉などを見て回った。

 同町役場職員が講師を務め、9本柱の高倉では「米を保管するために使われていた」「柱を取り外し移動することもできる」と説明。

 地下約30㍍の場所に流れる暗川では、昔ながらの水汲みを体験。児童らは、水を入れたバケツや重りの入ったザルを頭に乗せ、バランスを崩さないよう慎重に出口を目指した。

 同小4年の村上華那さん(9)は「水汲みの大変さが分かった。昔の人はすごい」と話した。

 このほか、3~6年生はバスを使って国指定史跡の住吉貝塚を訪れ、出土した土器や動物の骨で作ったアクセサリーなどについて説明を受けた。