コース沿いのサトウキビ畑近くを歩く大島北高の生徒ら
思い思いに笠利路完歩
奄美市笠利町の県立大島北高校(飯伏良広校長、生徒109人)は11日、恒例の笠利一周遠行を行った。生徒らは同校を発着点に、喜瀬、用安、万屋などをたどる19㌔のコースに挑戦。風景や友人との会話を楽しんだり、タイムを競ったりなど思い思いのペースで笠利路を完歩(走)した。
同遠行は体力・気力・協調性の育成を図り、体力の限界に挑戦することで苦しさに耐える精神力や持久力を養うとともに、自然に親しみ、郷土を愛する心を養うことなどを目的に開催。午前9時過ぎにタイムを競う生徒が出走した後、3年生からスタートした。
生徒らはコースに設けられたチェックポイントで、給水や糖・塩分を確保して体調を管理。サトウキビ畑や海岸線など、コース沿いの景観を堪能しながら、秋の笠利路を駆け抜けた。
トップは1時間18分48秒でゴールした情報処理科1年生の池田勇建君(15)。陸上部に所属する池田君は「きつかったけどきれいな自然を楽しみながら最後まで走り、目標とする1時間20分を切ることができた。来年は(1時間)15分を切れるよう頑張りたい」と話した。