知名町でイングリッシュ・デイ・キャンプ

ALTからナイフやフォークの持ち方を学ぶ中学生ら=知名町=

終日英語に触れる
テーブルマナー教室や料理作り

【沖永良部】英語によるコミュニケーション能力を高める「イングリッシュ・デイ・キャンプ」(知名町教育委員会主催)が19日、同町中央公民館であった。町内の中学生18人が参加。テーブルマナー教室や料理などのアクティビティを楽しみながら英語漬けの一日を送った。

学校で学んだ英語を実際の活動の中で生かし、英語学習の意欲向上と国際理解を深めることが狙い。

講師はALT(外国語指導助手)や中学校の英語科教諭、同町役場職員が務め、アメリカの感謝祭「Thanks Giving」をテーマに、テーブルマナー教室や料理、帽子作りなどのプログラムが組まれた。

授業は「英語で話す」「楽しむ」の二つがルール。最初に「入国手続き」を行った生徒らは、入国審査官役の教職員に名前や学校、体調などを英語で伝えパスポートを受け取った。

テーブルマナー教室では、講師から「音を立てて飲食してはいけない」「口を閉じて食べなさい」などの食事中のマナーと、ナイフやフォークの持ち方を教わった。その後、各グループに分かれて料理が始まり、チキンのオーブン焼きやマッシュポテト、インゲンとニンジンの炒め物などを作った。出来上がると、アメリカの感謝祭「Thanks Giving」の様子をDVDで視聴しながら味わった。

田皆中学校3年の脇田治樹さん(15)は「アメリカの文化を学べて楽しかった。英語は好きな教科だが、コミュニケーションを取るのは難しかった」。同中1年の英樹璃さん(13)は「小学生の頃から英語塾に通っていて、実際に使ってみたかった。料理中は、先生の英語での指示も理解できたし、自分の英語も通じたのでスムーズに作業を進めることができた」と話した。