年末年始特別警戒スタート

「年末年始特別警戒」の出発式が行われ、早速パトロール巡回や街頭キャンペーンに向かった

交通事故、犯罪被害防止へ
瀬戸内署

 瀬戸内町・宇検村地域の「年末年始特別警戒」(期間・12月10日~1月10日)出発式が9日、管内2カ所で開かれた。瀬戸内署には、署員ほか関係4団体の会員など約50人が参加。交通事故、犯罪被害の防止に向けた強化を誓い合い、その後、早速パトロール巡回や街頭キャンペーンなどで、住民らに注意喚起を呼びかけた。

 活動の重点項目は▽犯罪の未然防止▽子どもと女性の犯罪被害防止および、高齢者の安全対策▽交通死亡事故の抑止、飲酒運転の根絶および暴走族の取り締まり▽雑踏事故の防止▽テロの未然防止および不法滞在者対策。瀬戸内・宇検防犯協会連合会の鎌田愛人会長(瀬戸内町長)は「町民が安心して住めるまちづくりを構築するためにも、瀬戸内署をはじめ、関係機関や各種団体との連携を密にしなければならない。被害を未然に防ぐために、自らの防犯意識も高めていかなくてはならない」と呼びかけた。

 管内、今年直近の犯罪状況について、空き巣狙いや窃盗、暴行・傷害などの刑法犯罪件数は約40件(前年比微増)。交通事故については、県内でのこれまでの死亡者は55人(高齢者36人)、瀬戸内町内での人身事故は5件発生。朝岡淳署長は「町内では特に飲酒運転の防止が重点項目。交通事故の防止に向け、気を引き締めてパトロールしていきたい」と話した。

 期間中は、このほか年内に金融機関強盗訓練や、うそ電話詐欺防止キャンペーンなどを展開する。