龍郷町商工会で作成したランチョンペーパー
龍郷町商工会観光部会(南晋吾部長)はこのほど、同町や奄美をPRするランチョンペーパーを作成した。「見た人が思わず持って帰りたくなるようなものを作りたかった」と、大島紬や黒糖焼酎などを、言葉と写真でシンプルに紹介したもの。同会会員を優先に、飲食店などに無料で配布する。
同部会ではこれまで同町をPRするポスターや、飲食店や観光地を案内した地図などを作成している。今回のペーパー作成は「龍郷町をPRする新しい企画はないか」と部会メンバー5人で検討し、昨年夏頃から制作に取りかかったという。
同町や奄美をPRすることから、企画では色々な素材が挙げられたものの、メンバーがそれぞれ大島紬製造や飲食業、ダイビング、焼酎製造に関わっていることもあり、ペーパーには「本場奄美大島紬」「アマミホシゾラフグ」「鶏飯」「黒糖焼酎」―の四つを選択。ペーパーを見た人が、インターネット上でより詳しく奄美について知ることが出来るようQRコード(Facebook「いもーれ龍郷」)も印刷した。
南部長は「龍郷町だけでなく、奄美全体をPRできるものになればと思った。すべて自分たちで作ったので、写真や文など何を使うか、どんな言葉を入れるのかなどが一番苦労した。少しでも興味を持ってもらえたら」と説明。
配布は同会会員や町内の飲食店などが優先だが、町外への配布も可能。すでに町外からの問い合わせもあるという。「自分たちだけでのPRには限界があるが、ペーパーからフェイスブック(FB)につながり、FB内で奄美の観光情報が広がるような、みんなで盛り上げられたらいい」と語った。
同ペーパーはB4サイズで「大島紬&アマミホシゾラフグ」「鶏飯&黒糖焼酎」の2種類(各1万部)を作成。問い合わせは同町商工会℡0997‐62‐2131まで。