60周年の記念行事で記念講演に登壇し、数十年前の思い出などを語る村岡清男さん
ユニット・すももの唄と演奏に一段と盛り上がる参加者たち
出席者に勇気を与えるように熱いライブを披露する、あずままどかさん
【東京】関東神校会60周年記念の総会・懇親会、全国神校会連絡協議会と、第5回「絆サミット」がこのほど、大井町の「きゅりあん」で開催された。関東神校会から約100人のほか、徳之島、関西からのメンバーがそれぞれ十数人上京するなど、予想を大きく上回る180人が元気に列席、笑顔で交流を楽しんでいた。
全国神校会連絡協議会・関東神校会会長の徳久晃一さんは、「昔から変わらない島の人たちの絆の深さや人情があるから、神校会が存在しているのだと思います」とあいさつ。
総会に続いて行われた「絆サミット」では、泰良宗男関東神校会幹事長が司会を務め、会員誌『絆』の編集について意見交換。それにより第21号の2019年からは現在のタブロイド判一部カラーの誌面をA4版とし、全ページをカラー印刷とすることなどが決定した。
続く60周年記念行事では、村岡清男さんと松田健一さんが記念講演。村岡さんは、「留学ビザで上京して学生生活を送った。本土復帰する者たちが道を誤らないような会をと、先輩に相談され作った」と、神校会の前身・井之川会を作ったエピソードなどを語った。
第4部は、懇親会。徳之島井之川夏目踊り保存会による、井之川夏目踊りや、シンガー・ソングライターのあずままどかさん、指宿桃子さん伊成実さんのユニット「すもも」によるライブなどが披露された。
神校会は、徳之島の神之嶺小学校の校区に関わる人たちの会。この日「絆サミット」で紹介された、ふるさと絆会、鹿児島神校会、神戸神校会、関東神校会、沖縄神校会、名瀬神校会ら神校会の会員向けに『絆』を発行。心をつなぐ会員誌は、毎年年度末に約2千部発行され、神之嶺小学校、井之川中学校にも配布されている。また、「絆サミット」は4年ごとに行われている。