かぼちゃ栽培コンクールでも交流した「笑おう会」の仲間たち=3日夜、伊仙町
【徳之島】伊仙町内の気心の知れた〝おしどり夫婦〟たちの親睦グループ「笑おう会」(上木久市会長、7組14人)は今年初の試みとして「かぼちゃ栽培コンクール」でも交流した。3日夜の月例交流会では、優勝カップルが丹精込めたジャンボかぼちゃを称賛して栽培談義にも花を咲かせ、「お互いも〝床ずれ〟に無縁のさらに健康体に」となどと笑い飛ばした。
「笑おう会」は2010年3月、「ボランティアも交え一日一笑の交流で健康づくりを」と同町中・東部地区の元町職員や町議、教員、農協職員などOBが寄り合ったのが始まり。毎月1回、ごみ拾いなど環境美化や島内史跡巡り、卓球やグラウンドゴルフなど運動による健康づくり活動でも交流を続け今年で7年余。現年齢幅は55歳~79歳。旅費積み立てによる国内旅行に続き海外旅行も検討中という。
初のかぼちゃ栽培コンは会員の1人・義山正夫さん(62)=伊仙=が、ネット通販でコンテスト用品種(アトランチック・ジャイアント)の種子を取り寄せて提案。4月に各家庭菜園などに播種していた。約3カ月の栽培を経た検量の結果、中富英一さん(75)・孝枝さん(64)夫妻=面縄=が▽第1位45㌔▽第2位38㌔とワンツー独占した。
月例交流会は、ガーデンライト照らされてオレンジ色に輝くジャンボかぼちゃを囲んであった。ジャンボ種は成長に伴う自重で、果実の底部が床ずれ状に損傷し腐りやすいため、軟らかいスポンジ状のマットなどを敷くのがコツ。さらに中富さんの場合は完熟の牛ふん堆肥を十分に施肥したことなども含め情報も交換。西郷(せご)どんゆかりの「力石」(天城町)よろしく力比べをしたり、ほおずりでパワーも吸収したりして「われわれも床ずれに無縁の健康体でいましょう」とも誓い合った。
「笑おう会」自慢のジャンボかぼちゃは近く、同町の伊仙郵便局カウンターで展示予定という。