西郷隆盛の遺徳を偲ぶ参列者ら=和泊町南洲神社=
没後140年 南洲神社で神事
和泊町
【沖永良部】西郷隆盛の140回目の命日となる24日、和泊町の南洲神社で「西郷を偲ぶ会」(西郷南洲顕彰会主催)が行われた。同会のメンバーら約40人が参列し、その遺徳を偲んだ。
文久2(1862)年閏8月から1年半の間、沖永良部で謫居生活を送った西郷は、西南戦争に敗れた1877(明治10)年9月24日、鹿児島市の城山で最期を迎えた。
偲ぶ会には、顕彰会のメンバーのほか、NHK大河ドラマ「西郷どん」の放映に向けて町で取り組んでいる町歩きガイド養成講座のメンバーも参列。神事では、顕彰会の逆瀬川勝久会長や伊地知実利町長が玉串を捧げた。
この後、参加者は同町西郷南洲記念館に移動し、お酒を酌み交わしながら西郷について語り合った。
顕彰会の逆瀬川会長は「多くの人が集まり、西郷さんも喜んでくれているはず。全国の子ども達に西郷の精神を伝えていきたい」と話した。