子どもたちの成長実感

「ナイスキャッチ!」で棒にぶら下がりゴールを目指す子どもたち

合同運動会 のぞみ園と聖隷かがやき

 

 奄美市名瀬の福祉型児童発達支援センター「のぞみ園」(福﨑充所長、59人)と、龍郷町の児童発達支援事業所「聖隷かがやき」(田村健所長、14人)は7日、2回目となる合同運動会を同町のりゅうゆう館体育館で開催した。チーム分けされた色とりどりの服が会場を駆け巡り、保護者らはその雄姿に我が子の確かな成長を実感した。

 両事業所は社会福祉法人聖隷福祉事業団(静岡県浜松市)のグループ系列。のぞみ園の福﨑所長は合同運動会を、▽子どもたちが楽しく交流する場▽子どもたちの成長を喜ぶ場▽(保護者や関係者も)子育ての仲間がたくさんいることに気づいてもらう場―と位置付ける。

 入場行進が始まると会場は早速カメラ・ビデオを片手に人だかり。第1競技「かけっこ」スタートの合図が鳴ると、保護者・関係者が入り乱れ、子どもたちを応援する声がなり響いた。

 競技は、台車に乗り地面をはって網をくぐり平行棒を渡る「忍者参上!!」、親子で抱き合ってボールを運ぶ「ラブラブ親子」などユニークな競技が目白押し。平行台を渡り、棒にぶら下がりゴールを目指す「ナイスキャッチ!」では、棒から落ちながらも何度もトライする姿が見られた。

 参加者のキリン組・福﨑佳祐くんのお母さん・睦代さんは「競技を見て年々成長していることが確認できた。練習の成果も実感できた」と話し、お母さんの「頑張った?」の問いかけに佳祐くんは恥ずかしそうにうなずいた。

 のぞみ園の福﨑所長は、「子どもたちの成長をみんなで確認できてよかった」と話し、聖隷かがやきの赤塚美穂子責任者は「この日をみんな楽しみにしていた。子どもたちの力はすごいと再認識した」と語った。