昨年期間中の無事故を達成し安尾部長(左)から南組合長(左から2人目)に認定証が授与された
名瀬・沖永良部・与論の3漁協に
奄美海保
奄美海上保安部(安尾博志部長)は26日、奄美市名瀬の名瀬漁協で漁船セーフティーラリー達成の安全運航認定証を授与した。認定を機に安全意識の向上や、船舶事故の撲滅を誓った。
同保安部では管内の漁船海難の減少のため、漁船セーフティーラリー奄美2017(期間3月1日~12月31日)を実施。管内6漁協が参加して、うち3漁協(名瀬・沖永良部島・与論町)が期間中の無事故を達成したことで安全運航認定証の授与が決定した。
同日、名瀬業協を安尾部長らが訪れ、南信一郎組合長に認定証などを授与。安尾部長は、「管内で昨年発生した海難事故11件のうち6件が漁船。漁船の活動が盛んな奄美地域の特性だろう。今後も安全運転を心がけてほしい」と語った。
安全運航認定証を授与された南組合長は、「認定してもらったので、組合員などに周知して、漁船の安全航海をお願いしたい。今年も無事故を願っている」と話した。