北高・古仁屋高ともに、お互いの持てる力を目一杯に振り絞った
力一杯に笑顔共有
北高・古仁屋高
奄美市笠利町の大島北高校(新山剛校長、119人)と瀬戸内町の古仁屋高校(大山良一校長、109人)は26日、毎年恒例となったスポーツ交歓会「古北戦」を奄美市の名瀬運動公園総合体育館で行った。男女学年別対抗綱引きやドッジボール、部活動対抗のバレーボールなど、両校ともに真剣な眼差しで試合に挑み、お互い精一杯の力を絞り出し、楽しいひと時に笑顔を共有した。
14回目となる今年は「古北の絆~心を一つに勝利を目指せ~」をテーマに、三競技で交流。大山校長が「お互いが団結力を示し、両校の絆をさらに深めてほしい」とあいさつ。選手宣誓や空手の演舞、エール交換などでお互いの健闘を誓った。
競技は各学年男女別対抗戦の綱引きからスタートし、試合前には円陣を組んで気勢を上げながら気合付け。押しつ押されつの展開に、メガホンや太鼓で応援し、仲間の勝利を後押しした。
続くドッジボールでは、ボールが相手に当たるたびに大きな声を上げ、ハイタッチや握手で一喜一憂。お互いいつもとは違う笑顔があふれるなか、さわやかな汗を流し親睦を深めた。
大島北高校3年・生徒会書記の東條稔貴さんは「この日のために放課後も練習を重ね、成果が出せて良かった。今後もこの(古北戦の)伝統はずっと引き継いでほしい」と喜び、古仁屋高校3年・生徒会副会長の田中優香さんは「(ドッジボールの勝利に)作戦通り上手く運べた。絆を深める場として今後も継続してほしい」と笑顔を見せた。