移動スーパーで買い物サポート

移動スーパーで買い物サポート

市内を巡回する移動スーパー「とくし丸」

「お年寄り多い地域への社会貢献」
グリーンストア 郊外3ルートを巡回

 高齢者など買い物に行くことが難しい人たちをサポートしようと、㈱グリーンストア(里泰慶代表取締役)は2日、軽トラックによる「移動スーパー」事業をスタートさせた。車両には冷蔵庫を備え、生鮮食品や食材を市内各所で巡回販売する。里代表は「お年寄りの多い地域への社会貢献として、取り組みを定着させたい」と抱負。年間売り上げ300万円を目指している。

 同事業は、現在全国で展開している社会貢献型移動スーパー「とくし丸」を導入したもの。野菜や果物など生鮮品目のほか、パン、菓子類の加工食品など約400種1200品をそろえ、個人宅や高齢者施設に出向くシステムだ。

 同社によると、ドライバー含む担当者2人が市街地郊外など3ルート(上方、下方、住用など)を週2回ペースで回り、約120世帯を対象に商品提供する。訪問先のほとんどが高齢者で、チラシを配布したところ市内各地から問い合わせがあるという。

 同日は、同市名瀬のグリーンストア入舟店そばで出発式を開き、関係者が出席。㈱とくし丸の住友達也代表取締役は「高齢化や集落の過疎化が進む中、地域支援の一環として活用を呼びかけたい」とあいさつ。里代表や同社従業員に見守られながら、「とくし丸」は初日の巡回を始動した。