ハンドメイド販売サイト「minne」を利用している作家らを集めた交流座談会が開かれ、自身の活動紹介とともに、発信方法などについて意見交換した
日本最大級のハンドメイド販売サイト「minne」を利用し、オリジナル作品などを出品している作家らを集めた、交流座談会が12日、奄美市名瀬の産業支援センターであった。島内外の作家、同サイトを運営するGMOペパボ㈱(佐藤健太郎代表取締役社長)関係者のほか、同社と連携協定を結んでいる市、市からの委託で関連講座などを主催している㈱しーまの関係者らが出席。自身の活動紹介のほか、同サイトやSNSなどを活用した販売について意見を交えた。
同社は個人向けにインターネットサービスなど提供しており、同社が運営するサイト「minne」では、ハンドメイド作家などと購買者を結び、個人間での作品の売買が可能。同市は2016年7月に、仕事機会の創出などを目的に同社と連携協定を締結した。
協定2年目を迎え、同社関係者が来島するのに合わせ、同社が作家の発掘などを目的に開催している「minneハンドメイド大賞」の受賞者などにも誘いがかかり、今回の開催となった。
座談会には最近ハンドメイドを始めたという人から、委託販売をしたり、実際に店舗も構えている作家など様々な面々が集まり、自身の取り組みを紹介しながら意見交換。「SNSを通じて自分の作品を発信できた」「購買者として知り合った人からアドバイスをもらうこともある」などの意見があった。
「minneハンドメイド大賞2016」で大賞を受賞。茨城県から、初来島したという、かわさきよしおさん(29)さんは「(ハンドメイドは)仕事と思うとつまらなくなる。楽しむことを心掛けている。ジャンルの違う人の活動を知ることができて良かった」。
奄美市在住で、自作のアクセサリー品などを販売している女性は「商品の名前の付け方など良いアドバイスになった。大島紬を使った商品にも力を入れていきたい」と話した。