「沖永良部の西郷どん」知る

西郷南洲記念館の復元牢で入牢体験をする子ども達=和泊町=

県内の青少年20人来島 ゆかりの地巡り体験

 【沖永良部】「郷土かごしまの未来を担う青少年の育成事業~沖永良部の西郷どんと敬天愛人」(県立青少年研修センター主催)の参加メンバーが3日、沖永良部島に到着し、和泊町内にある西郷隆盛ゆかりの地を巡った。滞在期間は4日までで、島の文化や自然を体験する。

 明治維新150年を記念し、郷土の偉人・西郷隆盛の足跡をたどりながら鹿児島の魅力に触れようと開催。

 メンバーは、小学5年から高校2年までの20人。2日は鹿児島市内で研修を行った後、航路で鹿児島港を出発した。
 
 3日、西郷隆盛上陸の地である和泊町の伊延港に下船。同町の西郷南洲記念館で復元牢の入牢体験をしたほか、町内にある西郷ゆかりの地を巡った。

 鹿児島市立星峯西小6年の加治佐旺晟さんは「歴史が好きで参加した。狭い牢屋の中で生活していた西郷さんの大変さが分かった。初めての沖永良部で産業にも興味がある。マンゴーの収穫体験が楽しみ」と話した。

 滞在期間中は、島内の産業や歴史、自然の専門家を講師に招いた講話やマンゴーの収穫体験、沖永良部高校エイサー部との交流活動などを計画している。