龍郷町文化財展示室

開催中の特別企画展「西郷隆盛と菊次郎展」。西郷隆盛のパネルコーナー

7月来場客数は4倍超
「西郷さんの歴史たどり感謝」

 龍郷町生涯学習センターりゅうがく館文化財展示室の7月の来場客数は1780人で、前年同月比4・37倍を記録、今年度に入り来場客数は、最も多くなっている。同展示室では4月20日から特別企画「西郷隆盛と菊次郎展」が開幕、展示内容を充実させた。さらにNHK大河ドラマ「西郷どん」奄美編放送が5月13日(第18回)から始まり、テレビ各社や各種広報誌でも奄美が取り上げられたことなどから、その動きが来場客数増の背景にあるものとみられる。7月21日から夏休みに入り、8月は市町村の祭り、盆時期を迎え、帰省客や観光客らが増えるとみられ、文化財展示室への来場客数は今後も増えるものと期待されている。

 りゅうがく館によると、文化財展示室への来場客数は、4月745人(前年同月165人)前年比4・51倍、5月1424人(同583人)同2・44倍、6月1510人(同244人)同6・18倍、7月1780人(同407人)同4・37倍を記録。

 文化財展示室前の机の上には、見学感想を記すノートが置かれている。7月の記載には①「西郷どん」の人柄に家族大喜び(鹿児島主婦)②歴史が好き。(西郷さんは)特に自分を犠牲にして弱い者の味方、国を愛し、心の大きい人。今の国会を見ていると、腹が立つ。1人でも西郷さんのような人が見たいです(大阪)③西郷さんのいろいろなことがよく分かりました④西郷さんの歴史をたどる時間を過ごしました。妻を思う気持ち、もっと2人の時間が長ければ良かったのになあと思いました⑤大阪から来ました。(中略)たくさんの資料を用意し、展示された龍郷町に大感謝です―などの内容の感想を記している。