西郷南洲芸能祭

西郷南洲芸能祭

奄美の民謡を披露した前山真吾さん=和泊町=

和泊町・薩摩、奄美、琉球の芸能楽しむ
特別ゲストに前山真吾さん

【沖永良部】西郷南洲芸能祭(和泊町西郷どんプロモーション実行委員会主催)が24日、同町手々知名字「西郷どん村」野外特設ステージであった。鹿児島と奄美から特別ゲストを招き、西郷さんにちなんだ全12演目で観客を魅了した。

会場は、昔ながらの石垣が残るフーヤ屋敷跡を活用。NHK大河ドラマ「西郷どん」の沖永良部島ロケ(撮影期間、2月28日から10日間ほど)で使われたサタ車や物見台などのセットを展示している。

同実行委員会の皆吉泰智事務局長が「西郷さんは和泊町で1年半過ごした。その時の教えは今でも受け継がれており、西郷さんのおかげで今の和泊町がある」とあいさつ。和泊小学校金管バンドによる「西郷どん」テーマソングの演奏で芸能祭の幕が開けた。

演歌歌手の天達美代子さんは「篤姫」など数曲を披露。奄美の唄者前山真吾さんは、大河ドラマのシマ編の劇中歌として使われたオリジナル曲「ユタの浜辺」や民謡「朝花節」「行きゅんにゃ加那節」を歌い上げたほか、ワイド節や六調で会場を盛り上げた。

地元からは、島民創作ミュージカルえらぶゆり物語のメンバーや同町西郷南洲顕彰会、役場職員らで構成された「ちゅらさんバンド」などが出演した。