家族で正月飾り作り体験

家族で正月飾り作り体験

好天のなか、ミニ門松づくりを楽しむ家族たち

自然の家 希望に満ちた新年を

県立奄美少年自然の家は22日、日本の年末年始の伝統文化であるミニ門松やしめ飾り作りを体験する「正月飾り教室」を奄美市名瀬の同施設で開いた。参加者らは、希望に満ちた新年を迎えようと、家族で協力してミニ門松を作るなど、一足早い正月気分を味わった。

門松は、元旦の朝に、年神様を迎える目印として玄関前や門に立てる正月飾り。この日は、市内外から31家族113人が参加した。

ミニ門松作りは、業務用の空き缶を使い、松や竹を使った本格的なもの。子どもたちは、家族や祖父母と一緒に協力して竹を切るなど、創作体験を楽しんだ。

まずは、家族で役割を決めて、材料の竹を斜めにカット。ノコギリを手にした子どもたちも、大人の指導を受けながら慎重に作業を進めた。

土台となる空き缶には、畳表を巻きつけ、シュロ縄を使って男結びで固定。最後は、飾りの松をバランス良く配置し、高さ約50㌢程度のミニ門松を完成させた。

家族4人で参加した芦花部中1年・里聖斗=みなと=くんは「竹の切り口がきれいになるようにこだわった。家族協力して、上手くできた。良い新年が迎えられそう」と笑顔を見せ、妹の朝日小1年・快光=かいり=さんは「きれいに見えるように松を飾れた。楽しかった」と喜んだ。

この後、希望者はしめ縄作りも体験。新たな年の幸せと安泰を願った。