児童生徒に読書、新聞へ親しみを深めてもらおうと「あまみ子ども読書・新聞応援プロジェクト」が新年度始動する。取り組む4者が協定を結んだ(7日、市役所仮庁舎)
奄美市PTA連絡協議会(勝村克彦会長)は、児童生徒の読書意欲を高め、新聞にも親しんでもらおうと、応援プロジェクトを新年度スタートさせる。取り組みとしては、毎月、児童生徒が書いた作文を紙面へ掲載。また、ラジオ番組で子ども向けの本や作品の朗読などを放送する。7日、同市名瀬港町の仮庁舎で地元の新聞2社、ラジオ局との協定調印式があり、ともに推進していくことを誓い合った。
「あまみ子ども読書・新聞応援プロジェクト」では、児童生徒(子どもたち)が本や新聞を読むことにより、文字や言葉を覚え、読解力を身に着け、豊かな情操、感性を磨き、表現力を高め、想像力を豊かにすることなどを目指し、新年度プロジェクトを始動する。
協定調印式に、勝村会長、㈱南海日日新聞社・松井輝美専務取締役、NPO法人ディ奄美エフエム・ディ!ウェイブ・パーソナリティの渡陽子さん、㈱奄美新聞社・中川護取締役副社長の4者代表者らが出席。互いの協定書に調印し合い協定を締結した。
プロジェクトでは、毎月23日を、4者の取り組み実施日に設定。同協議会は、「親子読書・新聞の日」と定め、読書に親しみ新聞を積極的に読む習慣を身に着けられるような取り組みを。新聞2社は、児童生徒が書いた作文を掲載(23日と前後する場合あり)。NPO法人ディは、子ども向けの本などを朗読する番組を放送する。
調印式に立ち会った、市教育委員会生涯学習課の福長敏文課長は「昨年、学力向上フォーラムのなかでも、読書の大切さをお知らせしたところ。これまで本や新聞から遠ざかっていた保護者へも波及効果があるものと思う」とプロジェクトの始動に期待を込めた。