徳之島町出発式

徳之島町出発式

夏植え目標面積160㌶の達成を誓い合った徳之島町出発式=7月31日、町役場

 

早期植付け管理を
夏植え160㌶達成へ
3町目標は計483㌶

 
 

 【徳之島】徳之島町糖業振興会(高岡秀規会長)のサトウキビ夏植え推進の出発式が31日、同町役場駐車場であった。早期植え付け・適期管理作業による目標面積「160㌶」の達成を誓い合った。徳之島3町では計483㌶の目標を掲げている。

 町当局やJA、南西糖業㈱など関係者ら約70人が参加。幸野善治副町長がキビの歴史に触れつつ「キビは基幹作物、お互いの財産として残すよう160㌶の達成に頑張ろう」などと要請。続いて池山富良町議会議長や窪田博州JAあまみ統括理事、南西糖業㈱の松山洋次郎原料統括部長があいさつ。

 窪田統括理事は、2年連続の台風被害に続き今期の3町生産見込み量も15万㌧台(7月1日現在)に低迷している現状を憂慮し「南西糖業さんの2工場維持にも影響する。生産量を確保して単収の向上を」。同社の松山部長も「昨年は台風24、25号の影響で15万㌧を割った。しかし、風速40㍍以上の台風が来ても14万6千㌧あり、南西諸島には欠かせない〝防災作物〟。高単収で儲かるキビ作りを目指し、早期植え付け・早期管理作業による160㌶以上の達成をお願いします」とアピール。

 目標面積達成への「がんばろう」三唱で気勢を上げた。

 徳之島各町の夏植え推進出発式は引き続き▽伊仙町(173㌶)が2日午前8時半、役場前▽天城町(150㌶)=6日午後4時半、役場前でそれぞれ計画している。