徳之島農業青年クラブ連絡協

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新たな歴史づくりを誓った徳之島農業青年クラブ連50周年式典=26日、JAあまみ徳之島事業本部会館

 

農業振興の歴史づくりへ
50周年式典・祝賀会

 
  
 【徳之島】徳之島農業青年クラブ連絡協議会(山田裕樹会長、会員36人)の結成50周年記念式典が26日、JAあまみ徳之島事業本部ホールであった。OBなどを交えて半世紀のあゆみをふり返りつつ功労者表彰や記念講演で節目を祝い、徳之島農業発展の新たな歴史づくりへの気概も新たにした。

 同島3町の農業青年クラブ(4Hクラブ)でつくる同連絡協会員やOB、指導農業士会、農業経営者クラブ、関係機関・団体の代表など約85人が出席。山田会長(30)=天城町=は諸先輩らの活動実績で積み上げた50周年に感謝しつつ、「農業を支える若手農家は変化に対応する柔軟な姿勢と発想が求められる。徳之島農業の発展のため、クラブ員が今まで以上に一致団結。次の世代に自信を持ってつなげていけるよう力を合わせよう」などとアピール。

 県農業青年クラブ連絡協の森園知会長と、徳之島農業改良普及事業協議会の森田弘光会長(天城町長)が祝辞を述べ期待。同島農業クラブ連絡協のあゆみの紹介に続き、功労者として会長OBら各町代表3人を表彰してたたえた。

 記念講演では、NPO法人頴娃おこそ会副理事長で観光プロジェクトリーダーの加藤潤氏が演題「農業と観光が連携した地域おこし」で講演。総務省過疎地域自立活性化優良事例表彰・総理大臣賞(2014年)や、総務省ふるさとづくり大賞総務大臣賞(17年)など受賞歴をもとに、観光を起点とした地域総力戦のまちづくりなどのノウハウを説いた。

 引き続き祝賀会があり、伊仙町西伊仙東青年団による伝統芸能「棒踊り」や4HクラブOB東博光さん(徳之島町)の島唄・三味線など余興を交え祝い合った。

 

 ▽功労者表彰(敬称略)=森英路(徳之島町)、林栄作(天城町)、西彦二(伊仙町)