あまみ島一番コンテスト

コンテスト参加者の商品説明を聞き入る審査員(23日、奄美大島会場)

スイーツや食品、工芸など出品
全群島から26社参加

 奄美群島各島のイチ押し商品・特産品を決める2019年度「あまみ島一番コンテスト」(奄美群島観光物産協会主催)が20日からスタートした。徳之島を皮切りに、群島各離島の会場で地域資源を生かした特産品や加工品が並び、審査委員が商品技術や独創性などを評価した。審査結果は1月中に公表するという。

 コンテストは群島の特産品づくりを促進しようと企画。今回8回目を数える。群島全5会場の審査得点を集計し、4部門(スイーツ、弁当・総菜、加工食品、工芸品)で最優秀・優秀賞を設けた。なお最優秀賞は副賞として同協会主催の物産展参加時の旅費が助成される。

 協会関係者によると、今年度は26業者約60メニューが出品された。スイーツ部門の参加が多い傾向という。

 奄美大島会場は23日、奄美市名瀬のAiAiひろばであった。参加した島内8業者のブースでは、▽黒糖焼酎を使ったゼリー、ケーキ▽ジビエ(リュウキュウイノシシ)のベーコン▽山羊ミルクのアイス▽大島紬のスカーフ―など15~16メニューが並んだ。業者は審査委員の質問に答えたり、アドバイスを受けたりした。

 審査を終え、㈱三越伊勢丹のMD統括部バイヤーの鈴木雄大さんは素材やパッケージなどにこだわる商品づくりの姿勢を評価。その上で「クオリティーは予想以上に良い。生産元と連携した展開を検討したい」と述べ、奄美の特産品に期待感を示した。