ディズニー映画に抜てき

ディズニー映画「ムーラン」の日本語主題歌を歌うことになった城南海さん(提供写真)

奄美大島出身歌手・城南海さん
実写映画最新作「ムーラン」
自身の姿も重ねる

 【東京】奄美大島出身の城南海さんが、ディズニーの実写映画最新作「ムーラン」の名曲「リフレクション」の日本語版アーティストに、先ごろ抜てきされた。城さんは、同曲の訳詞にも挑戦。自身とヒロインの姿も重ね合わせながら歌ったという城さんによる壮大なバラードは、5月22日(金)から全国へ響き渡る。

 「ムーラン」は、「美女と野獣」「アラジン」などの実写映画化を次々と成功させてきたディズニーの新たなる挑戦。「史上最強」のヒロインが、愛する父親の身代わりとなり、自身を男と偽り国の運命を懸けた戦いに挑む姿が、ディズニー作品の中でも空前のスケールで描かれたファンタジー・アドベンチャー。その日本語版主題歌「リフレクション」を歌うアーティストとして、城さんに白羽の矢が立った。

 数々のドラマ主題歌や、NHK大河ドラマ「西郷どん」の劇中歌などで圧巻の歌声を披露してきた城さんだが、洋画の主題歌は初めて。また、同曲の訳詞も担当。「夢が叶って本当にうれしかった。故郷から出てきて、東京に住んで十数年、悩みと向き合うことがすごくありました。そんな自分と歌詞を重ね合わせながら、ムーランの姿も重ねて歌いました。新型コロナウイルスが一日でも早く終息して、映画館に足を運んで映画を見ていただくとともに、私の歌をぜひ聴いてほしい」と思いを語る。

 そんな城さんに、ウォルトディズニーの担当者も「一つ一つの言葉を丁寧に伝えることができるアーティストである城さんは、圧倒的歌唱力と幅広い層への親しみやすさを持ち合わせており、全国にリフレクション旋風を巻き起こしてくれるはず」と大きな期待を寄せている。