田植えシーズンを迎え、田植えを行う荒田さん(右
豊作願いながら作業開始
龍郷町秋名・幾里集落
龍郷町の秋名・幾里集落が田植えのシーズンを迎えた。今年も一番乗りで田植えを開始した農家の荒田義男さん(81)は22日の朝から、所有する水田で田植え機のエンジン音を響かせた。
この日は集落内の水田4枚で田植え。15㌢ほどに育った「ミルキークイーン」と古代米「黒米」の苗を植え付けた。地域住民の手助けを受けながら、終日、地域に先駆けて作業を行った。
農業歴は30年以上という荒田さんは約4・5㌃、大小合わせて数カ所の水田に畑を所有。環境に配慮した無農薬農法で、米づくりに精を出す。
田植え機のハンドルを握りながら「おいしい品種なので出荷先からの評判はいい。体力的に厳しいが一年一年を頑張りたい」と笑い、今年の豊作を願った。
同地域の田植えは4月下旬ごろまで続き、早ければ7月上旬から収穫時期を迎える。