オンライン塾開講「自宅で学ぶ楽しさ」

3月開催したオンライン授業の様子(提供写真)

17日はオープン講座も
サンゴ礁科学研究所

 自宅で学ぶサンゴ塾――。喜界町の「喜界島サンゴ礁科学研究所」(山崎敦子所長)は4月から、オンライン授業を有料で開講している。関係者は新型コロナウイルスの感染拡大防止で自宅待機中の児童生徒に「奄美で馴染みのあるサンゴの研究を通じて、科学の世界に触れる楽しさを知ってほしい」と受講を呼び掛けている。

 小(5・6年)・中・高校生が対象。オンライン会議システム「Zoom」で行われ、自宅のパソコンやスマートフォンで受講できる。

 プログラムは三つ。科学的トピックを英語で理解し、伝えられる力を養う「英語でサイエンス」(月4回)。最先端の科学などを学ぶ「サンゴ礁研究(月2回)」。大学や研究機関の講師とのセミナー(月1回)―を計画している。

 同研究所によると今年3月、試験的に開講(計4回)したところ国内外から約80人が受講。アンケートで子どもが自然への関心を高めたという保護者の反響を踏まえ、本格的にオンライン学習塾をスタートさせた。

 また開講を記念して、17日は無料のオープン講座「サンゴロジー~サンゴが語る地球環境変動~」を開く。※申し込み15日まで。

 同研究所広報は「探求心をくすぐるプログラムを用意。調べ学習の楽しさを知ってほしい」とし、オープン講座について「この機会を利用してオンライン授業の雰囲気を知ってもらえたら」と参加を呼び掛けている。

 受講希望、問い合わせは電話0997―66―0200まで。