「陸から発見！奄美のクジラ。」リーフレットをＰＲする（右から）環境省奄美野生生物保護センターの早瀬穂奈実さん、奄美クジラ・イルカ協会の興克樹会長
観察ポイントリーフレット作成
環境省
「環境省沖縄奄美自然環境事務所奄美群島国立公園管理事務所」は３月、「陸から発見！奄美のクジラ。」リーフレットを作成した。奄美大島の陸上からホエールウォッチングできるポイントを紹介（クジラ探索マップ）しているほか、クジラの行動、陸上目視ガイドなどを掲載している。
奄美海洋生物研究会が制作、奄美クジラ・イルカ協会らが協力。
探索マップには①あやまる岬②奄美空港③土浜展望所④大熊展望広場⑤大浜海浜公園⑥宮古崎⑦嶺山公園⑧西古見観測所跡公園⑨ホノホシ海岸―の陸上観察ポイント９カ所の場所と写真を表示。また、「奄美大島ザトウクジラ出現頭数」（２００６～19年）、出現経路図（14～19年）を掲載。「奄美大島周辺海域では、毎年１～３月頃になると、繁殖や子育てのために多くのザトウクジラが来遊していることが、近年の調査で分かってきた。船でクジラを観察するウォッチングツアーも人気ですが、実は陸からもクジラを観察できるポイントがいくつもある。ドライブの途中に足を止めて、クジラを探してみませんか！きっと奄美大島の雄大な自然が体感できるはずです」との内容を記している。
陸上目視ガイドのコーナーには、ブロー（水面で呼吸する時の噴気。霧状で３～５㍍の高さになる）などの写真と説明書きがある。
クジラの行動コーナーにある「ＱＲコード」を携帯で撮影すると、より詳しい「わきゃあまみ14 奄美群島のクジラとイルカ」で生態など学べる。
リーフレットに関する問い合わせは、環境省奄美野生生物保護センター電話０９９７―55―８６２０へ。