名音青年団員と、マスクを受け取った大和保育園の園児ら(提供写真)
千葉県の鈴木さん 名音青年団が縁で
大好きな奄美への恩返し
千葉県在住の飲食店勤務鈴木恵里香さんが20日、大和村役場に手作りの布マスク113枚を寄付した。鈴木さんは奄美をたびたび訪れており、同村名音青年団と親しくしていた縁で寄付に至った。同村は村内の保育所にマスクを配布した。
鈴木さんは写真撮影のために、新型コロナウイルス流行以前は3カ月に1回程度同村を訪れていた。初めて奄美を訪れた時、名音集落の住民に親しくしてもらったことから青年団との交流が続いていた。
SNSを通じて、島内で布マスクの材料が不足していることを知り、千葉で材料を入手してマスクを手作り。大人用・子ども用計113枚を同村役場に送付した。
マスクには「名音集落の方々にとてもよくしていただき奄美が大好きになりました。恩返しに何かできないかなと思いマスクを作ったので送らせていただきます」との手紙が添えられていた。
同村は村内の四つの保育園にマスクを寄贈。園児と保育士全員にマスクを配布することができた。
鈴木さんと交流のある同青年団の國副平剛さんは「『奄美のために』という鈴木さんの気持ちに感激しています」と話した。