春の陽気の中こいのぼり観賞を楽しむ住民=奄美市29日
「みんながんばろう」横断幕も
奄美市名瀬新川 春風吸い込みながら
5月5日の「こどもの日」を前に、奄美市名瀬市街地の新川流域では、色鮮やかなこいのぼりが飾られ、春風を吸い込みながら元気よく泳いでいる。
こいのぼりは26日、同市の自治体「奄美地区新川こどもまつり実行委員会」、「地域の支え合い協議隊」のメンバーが設置した。近隣の児童クラブや保育所の子ども達、デイサービスの利用者が作成した個性豊かなデザインの鯉が100点ほど飾られ、道行く人の目を楽しませている。
散歩中の親子連れは、「今年は(新型コロナウイルスの関係で)設置はないと思った。こいのぼりを見ると気分が明るくなる」と笑顔をみせた。新川に架かるみどりばしには、同地区新川こどもまつり委員会が設置した「あしたへ!みんながんばろう」と書かれた横断幕が住民を励ました。
また、同委員会の渡嘉敷誠さんは、「設置の際に河川にごみが落ちていることに気付き、29日に有志でごみ拾いを行った。これからも地域の方々と支えっていきたい」と話した。