葉タバコの収穫始まる

葉タバコの収穫作業に汗を流す農家=29日、知名町正名=

 

下葉の摘み取り作業に汗
知名町

 

 【沖永良部】知名町で、2020年産葉タバコの収穫作業が始まっている。快晴に恵まれた29日、収穫機に乗った農家が、下葉の摘み取り作業に汗を流していた。作業は6月下旬まで続く見込み。

 同町役場農林課によると、今期の耕作人員は23人で栽培面積は4825㌃。10㌃当たりの収量(単収)225㌔㌘、キロ単価2010円、総販売代金2億1800万円を目標に掲げている。

 葉タバコを栽培して19年目になる福富常さん(64)は、妻のアビゲイルさん(42)と2人で午前中は収穫作業を行い、午後からは花を摘む「芯止め」作業などに精を出した。

 福さんは「今年は風の影響を受けてしまい、昨年より質が落ちるかもしれない。収穫作業中に台風などの被害がないことを願いながら、上葉の成熟に期待したい」と話した。