島のお菓子をどうぞ!

観光協会の古村英次郎事務局長(左から2人目)と商品を受け取ったこども園の職員ら=知名町=

増える在庫を地産地消
おきのえらぶ島観光協会

 【沖永良部】島のお菓子をどうぞ――。新型コロナウイルスの感染拡大防止で、店舗での営業を休止しているおきのえらぶ島観光協会(前登志朗会長)が、店内の在庫品を島内の各事業者に販売、配達するサービスを始めた。地産地消による島の経済の活性化と、島の商品を地元の人にPRするのが狙い。

 同協会によると、観光客の減少に伴い、賞味期限の迫った土産物の在庫が増加しているという。その商品を島内各事業者の休憩時間などに食べてもらおうと、今月27日から始めた。

 30日は、知名町認定こども園「すまいる」の職員17人から注文があった。

 さた豆(税込み320円)や肉味噌きくらげ(同500円)、黒糖クルミクッキー(同330円)などの商品が入った箱を受け取った山崎せい子園長は「おいしそう。地元のお土産だけで、こんなに種類があるとは思わなかった。ほかの人にも紹介したい」と笑顔で話した。

 配達した同協会の古村英次郎事務局長は「こういう時期だからこそ、地元の人に食べてほしい。島に観光客が戻ってくるまで配達を続けたい」と語った。

 現在の商品は58種類。配達料は無料。問い合わせは、おきのえらぶ島観光協会電話0997(84)3540。