LINEを使った学習支援を始めた(左から)かまさんと地下さん=1日、知名町=
休校中、知名町の児童生徒に
地域おこし協力隊のかまさんと地下さん
【沖永良部】新型コロナウイルスの感染拡大で休校が続く知名町内の児童生徒を対象に、同町地域おこし協力隊のかまゆきみさんと地下智隆さんの2人が、無料通信アプリLINE(ライン)を活用した学習支援に取り組んでいる。休校中でも学べる環境作りを目指す。
2人は今年度から教育コーディネーターとして同町役場学校教育課に配属されている。休校中の学びの場を提供しようと、4月27日から遠隔での学習支援を始めた。小学1年から中学3年生までが対象で、1日現在、22人が登録している。
子ども達とはLINEのオープンチャット機能を使ってやり取りする。体調確認や学習指導のほか、休校中に困っていることなどの相談も受け付ける。
また、全員で楽しめる「TODAY`S MISSION」も準備。子ども達は「家の人に昭和の話を聞く」「なわとびで新記録を出す」などの指令にチャレンジして、その感想や様子をみんなで共有する。
先月29日、かまさんが海岸で拾ったごみの写真をLINEに投稿したところ、子ども達とマイクロプラスチックの問題を考えるきっかけになったという。
かまさんは「LINEでも十分支援ができると感じている。子ども達の学習を深めるためにも、家族も一緒になって取り組んでもらいたい」と話した。
地下さんは「休校中でもオンライン学習を活用して、自分で学ぶ力を身につけて欲しい」と語った。