高齢者らに手作りおかし

おかしを受け取る島岡さん(右)

母の日の飾り付けをした見守り隊手づくりのおかし

地域見守り隊手渡す
龍郷町秋名集落

 龍郷町秋名集落で隈元己子区長と山田真砂子さんが中心となって活動している秋名見守り隊(メンバー23人)は10日、秋名集落に住む80歳以上の年配者と小中高校生に向けて、メンバーが手作りしたおかしを手渡した。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、不要不急の外出を自粛している高齢者や子どもたちの安否確認のため、先月から行っている。

 この日はメンバー7~8人で「こうしん餅(はったい粉餅)」をつくり、80歳以の高齢者30人と、小中高生13人に配り歩いた。

 通常はメンバー全員で月に一度集まり、高齢者や子どもたちの情報交換のための行事を開催するなどの活動。このほどは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、メンバーを少人数、交代制にして、密集しないよう工夫しているという。

 5月10日は「母の日」だったため、女性に渡すおかしをカーネーションとシールで飾り付けた。

 おかしを受け取った島岡左代子さん(80)は、「家にひとりでいるとぼんやりしてしまうことが多いので、届けてくださることがとてもうれしい」と笑顔を見せた。メンバーの福永静子さん(72)は3年前に奈良県から秋名集落に引っ越してきたそう。「集落のみなさんの顔を覚えられるし、会話ができて楽しい」と話した。