羽田、福岡直行便運休へ

JALは5月中旬以降、運休・減便を継続実施する(写真は奄美大島―東京直行便、奄美空港撮影)

コロナ禍で減便措置継続も
JALグループ

 日本航空(JAL)グループは12日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う大型連休後の国内線の運休・減便・時間変更を発表した。同社グループのJAL、日本エアコミューター(JAC)、琉球エアーコミューター(RAC)が就航する奄美群島路線は、奄美大島と結ぶ東京(羽田)、福岡間などの直行便を運休するほか、鹿児島と離島間の減便など継続措置を5月末まで実施することを決めた。

 JALグループは4月以降、全国の就航路線での段階的な運休・減便・ダイヤ変更を進めており、今回は5月14~31日までの調整計画を明らかにした。

 奄美関連路線で主要都市直行便は、▽奄美大島―東京(羽田)18~31日運休▽同大阪(伊丹)19~21・24・25・27~29日運休▽同福岡18~31日運休▽同沖縄(那覇)18~31日運休。

 また県本土と離島間は、▽鹿児島―奄美大島(5往復運休)、喜界島(1往復運休)、徳之島(2往復運休)、沖永良部島(1往復運休)▽奄美大島―喜界島(1往復運休)となる。

 今回の夏季ダイヤについてJAL関係者は、ウイルス感染拡大を背景にした、さらなる利用減を指摘。対象便の予約者には代替便などの対応を図る方針だ。

 奄美と都市圏を結ぶ重要路線の運休措置に朝山毅・奄美市長は「ウイルスの感染終息が見えない中での苦渋の決断」と理解を示し、「終息後は群島の魅力を発信できるよう相互の連携・協力につとめたい」とのコメントを発表した。

 JALは運航計画の変更を受け、利用者にホームページなどでの確認を促している。