宇検村広報車 集落回って健康呼び掛け

「ロコモ予防体操」で片足立ちする湯湾集落住民ら

「元気な身体づくりを!」
一緒に島口ラジオ体操

 「コロナに負けるな!今こそ元気な身体づくりを!」のテーマで健康放送―。宇検村は、14日から新型コロナウイルス感染症予防対策の一環として村の広報車が各集落を巡回して、「運動・栄養・心の健康の大切さ」について広報した。また、「島口ラジオ体操」の曲や「ロコモ予防体操」(ロコモティブシンドローム=運動器症候群)の方法を流し、役場職員と集まった集落民が一緒に体操して心地よいひとときを過ごした。14日は午前、午後にわたって7集落を回った。15日も7集落を回る計画。

 村保健福祉課によると、初企画の目的は「新型コロナウイルス感染症で自粛が続く中、社会参加や運動・買い物などの機会が非常に少なくなった村民の心身の健康状態の悪化を防ぐ」「特に自宅で過ごすことが増え足腰の筋力が急激に低下することによるロコモティブシンドロームや、食生活の偏りから低栄養によるフレイル(虚弱)状態を防ぎ、介護状態に陥ることも予防する」としている。事前に(内容が分かる)関係資料を配布した。

 14日は、午前9時ごろから石良集落を皮切りに開始し、湯湾、田検、芦検、生勝、久志、宇検集落の順で巡回。

 湯湾集落では、広報車スピーカーで放送が流れると、湯湾生活館前には呼び掛けに応じて集落民の女性5人らが集まった。役場職員と一緒に「島口ラジオ体操」「ロコモ予防体操」を行った。

 参加者は「みんなが集まったら楽しくできる」「(事前に)集まる場所が分からなかった」などと話した。