和泊町喜美留字「喜和会」

喜美留寿会(前列)にマスクを届けた「喜和会」のメンバー(後列)=和泊町喜美留字公民館=

お年寄りのために 布マスク150枚制作
「出かけるときは必ず着用」

 【沖永良部】新型コロナウイルスの感染予防のため、和泊町喜美留字の女性団体「喜和会」が、同字のお年寄りのために布マスク150枚を制作した。17日、同字長寿クラブ「喜美留寿会」のメンバーに届け、外出時のマスク着用を呼び掛けた。

 マスクは、喜和会のメンバー15人ほどが今月11日から3日間かけて制作。老人クラブの会員1人に2枚ずつ配布する。マスクを入れた袋の中には「お出かけには必ずマスクを」と書かれたメッセージカードを入れた。

 17日午後、同字公民館で贈呈式を行い、受け取った喜美留寿会の伊地知道夫会長(82)は「若い人達が、字のお年寄りのことを考えてくれて本当にありがたい。このような活動のおかげで字が明るくなる」と話した。

 喜和会のメンバーで喜美留字婦人会の大里敏枝会長(49)は「一声かけたら、みんなが集まり制作を手伝ってくれた。これからの生活ではマスクは必需品になる。緊急事態宣言が解除されても気を緩めることなく、予防に努めて欲しい」と語った。