職員がフラワー発注

職員有志が購入した花きが届けられた(奄美市役所内)

有志で36万円分購入
奄美市内の農家やフラワー店を支援

 奄美市内の花き農家やフラワーショップを支援しようと、同市役所など公務員有志がフラワーアレンジメントの購入に取り組んだ。市農林水産課が取りまとめ、発注。20日に商品が届けられると購入した職員が自宅用に持ち帰ったり、職場に飾ったりした。

 同課職員が「花いっぱいプロジェクト事業」として企画。新型コロナウイルスの影響で、歓送迎会時期のイベント自粛・縮小による売り上げ減の窮状を訴えた名瀬青果食品協同組合(里島光一郎代表理事)の呼び掛けに応えたものだ。

 今回は同市や県大島支庁農政普及課、奄美群島広域事務組合の職員が旬の花きを購入。2千、3千、5千円分のメニューを用意したところ、15日までに159点で総額約36万円分の注文があったという。

 花は20・27日に搬入。初日は市内7カ所のフラワー店から様々なアレンジメントが届けられ、職員や各課を訪れる市民の目を楽しませた。同課は「地域の業界支援の一助になれば」と事業の成果を期待している。