町の美観、自分たちできれいに

記念すべき1台目のごみ収集庫設置を終えた矢之脇町自治会有志たち

矢之脇町自治会
ごみ収集庫手作りし設置

奄美市名瀬の矢之脇町自治会(榊雄二会長、327世帯)は24日、町内ごみステーション用のごみ収集庫を手作りし、設置した。自分たちの町の美観は、自分たちできれいにと製作。榊会長は「当会は特に環境への取り組みに力を入れている。これで町を少しでもきれいに保てれば」と笑顔で話した。

同自治会でも、既存のごみ収集庫が古くなり、猫やカラスに荒らされるケースが増える中、「今できることを」と有志らが企画。自治会費から予算を捻出し、町内13カ所の収集庫リニューアルを目指してプロジェクトを立ち上げた。

設計は、同自治会の大工・村山清夫さんが担当し作業も指導。ビニールパイプで土台となる骨組みを作って針金網を張って耐性を確保するなど、21日からの製作で、まずは3台を仕上げた。

24日のこの日は有志13人が集まり、記念すべき1台目(縦80×横170×高さ90㌢)を同公園前のステーションに設置。周辺をきれいに清掃して、収集庫の位置や高さを調整するなど、約1時間汗を流した。

設計の村山さんは「場所に合わせてしっかり収まるよう、一つずつ仕様を変えた」とこだわりを披露。榊会長は「素晴らしい出来。これからもより暮らしやすい町になるよう、工夫を重ねていきたい」と話した。

なお、全設置には予算の関係もあり、来年中の完了を目指している。