各地から観光客を運ぶFDAチャーター便(公式ツィッターより)
発着40回、利用客2302人
奄美大島・喜界島航路対策協議会(会長・朝山毅市長)はこのほど、奄美空港=奄美市笠利町=でのチャーター便利用の2019年度実績をまとめた。40回の発着に2302人が利用。主にフジドリームエアラインズ(FDA、本社・静岡県静岡市)が運航し、全国各地から観光客を運んだ。
実績によると、昨年9月~今年2月までFDA機19往復、日本エアコミューター(JAC)機2便が運航。座席数に対する利用率は63・9%。出発地は長野(松本)や静岡、茨城、石川(小松)など13空港に上り、2泊3日のツアーによる来島だ。
近年の実績(運航数、利用者数)推移をみると、18年度69回4029人、17年度38回2330人、16年度64回3339人。年度ごとの変動はあるものの、一定数以上の運航が見られる。
事務局の同市紬観光課は直行便による観光スタイルの人気の高まりに触れ、「例年、下半期に集中。旅行代理店のメニューとして定着化している」と指摘。一方で、今年は新型コロナウイルスの影響から利用動向は未知数。「今後を注視したい」(担当者)とした。