屋宮秀美の旅の記憶 第1回・2013年スペイン~往路編~

 2013年に初めてスペインへ、フラメンコ教室の仲間達と、セビージャの春祭りを観に行った。初めてのスペインだった。
 当時は直行便はなく、アムステルダム経由でマドリッドにはいり、そこから南下、アンダルシア地方のセビリアを目指した。時は春、まさに、春祭りの季節だった。

成田からKLMオランダ航空でアムステルダムまで12時間のフライトだ。国際線はアルコール類が無料で提供される。狭いシートで仮眠をとらなければならないので、助かる。客室乗務員に日本人も混じり、少し安堵する

アムステルダムのスキポール空港のラウンジは大きい!これが国際空港か。日本のそれとはあまりにも規模が違う。チョコレートバーがあった。お気に入りのチョコが飲めるスタンドだ。日本にはまだ上陸していないのが不思議だ。職員用の物なのか、カートが縦横無尽に走りさる

北へ向かう飛行機の、窓の下には氷の世界が広がる

乗り換えの保安検査場には、テロ対策のための全身スキャナーが設置されていた。機内でもらった水もここで全て廃棄だった。空港はいろんな社会情勢を肌で感じる場所だ

成田第1ターミナルに設置されていた義援金箱。国際色豊かなコインやお札が見える。

アムステルダムのスキポール空港のターミナルにも義援金箱が設置されていた。

青の色が眩しいKLMオランダ航空の機体。

アムステルダムからスペインへはイベリア航空に乗り換える。三時間くらいのフライトで、眼下の景色は南国の香りに変わった。山の峰に何機もの風力発電が見える。ついにスペインに到着だ。

スキポール空港はもともと湖だったらしく、排水のための用水路が見える。季節になれば、一帯がチュリップの花に覆われるらしい。見られなくて残念だった。

荷物を預ける場所に並ぶ。旅に向かう人達の楽しそうな顔が並ぶ。

プロフィール

 屋宮秀美

 瀬戸内町勝浦生まれ。高校まで奄美で育ち、東京に上京。

 東京工芸短期大学で写真の基礎を学び、写真スタジオなどを経て、フリーカメラマンになる。

 2012年に人生の思い出にと始めた、フラメンコにはまる。踊りから入ったが、カンテと呼ばれる歌や手拍子のパルマ、ついにはギターまで習い始めている。